井戸や温泉の掘削で500万円以上(税込)の工事を請け負うには、建設業許可(さく井工事業)が必要です。このページでは、さく井工事業の許可について、工事範囲・迷いやすい業種・技術者要件・取得の流れをコンパクトに解説します。
この記事のポイント
- 井戸・温泉の掘削500万円以上にはさく井工事業の許可が必要
- くい打ち・掘削工事はとび土工で、水を得るために掘るのがさく井
- 井戸水を建物へ引き込む配管は管工事など後工程で業種が変わる
- 対応する施工管理技士がなく、技能検定や実務経験での証明が中心
目次
さく井工事業の工事範囲
さく井(さくせい)工事は、さく井機械等を用いてさく孔・さく井を行う工事、およびこれらの工事に伴う揚水設備の設置等を行う工事です。具体的には次のような工事が該当します。
- 井戸の掘削(さく井)工事
- 温泉の掘削工事
- 観測井・還元井などのさく孔工事、それに伴う揚水設備工事
間違えやすい隣接業種
- とび土工との違い:基礎のくい打ちなど、地面に穴を開ける工事でも、くい打ち・掘削工事はとび土工です。井戸・温泉のように「水(資源)を得るために掘る」のがさく井、と整理すると分かりやすいところです
- 水道施設・管との関係:掘った井戸の水を建物へ引き込む配管は管工事、浄水施設側の工事は水道施設工事と、後工程で業種が変わっていきます
→ とび土工工事業の建設業許可|範囲が広すぎて迷ったら → 水道施設工事業の建設業許可|管工事との違いを整理
営業所技術者になれる資格・実務経験
さく井工事業で営業所技術者(旧・専任技術者)になれる主なルートは次のとおりです。
- 資格ルート:技能検定「さく井」、技術士(上下水道部門等)など(2級技能検定は合格後の実務経験が必要な場合があります)
- 実務経験ルート:さく井工事について10年以上の実務経験
- 指定学科ルート:指定学科卒業+実務経験3年(大卒等)または5年(高卒)
対応する施工管理技士の資格がない業種のため、実務では技能検定または実務経験での証明が中心になります。
さく井は対応する施工管理技士の資格がない業種です。技能検定「さく井」や実務経験10年での証明が中心になりますよ。
さく井工事業でよくあるご質問
取得までの流れ
要件の確認(経管・技術者・財産)→ 必要書類の収集 → 申請書類の作成 → 提出という流れです。すべて順調に進んで、着手から許可まで1ヶ月半〜2ヶ月半程度が現実的な目安です。
業種判断に迷ったら、実際の注文書・請求書を拝見できればその場で判断できます。
この記事に関するご相談は、かなで行政書士法人へ
名古屋市中区のかなで行政書士法人は、建設業許可を専門とする行政書士法人です。代表は建設業界出身。愛知県の申請実務を熟知したチームが、御社の状況に合わせて最短ルートをご提案します。
初回相談無料|TEL 052-212-8770(平日9:00~18:00)
執筆・監修:かなで行政書士法人 代表 落合健太郎(行政書士)

