「水道の工事をしているが、業種は水道施設?それとも管?」——水まわりの業種判断は、29業種の中でも特に迷いやすいところです。このページでは、水道施設工事業の範囲と、管工事・土木一式との線引きを整理します。
この記事のポイント
- 取水・浄水・配水施設など水道の施設そのものを作るのが水道施設工事
- 建物内・敷地内の給排水設備は管工事業で整理されるのが基本
- 管工事の許可では水道施設工事を単独で500万円以上請けられない
- 狙う案件の発注区分から逆算して業種を設計するのが近道
水道施設工事業の工事範囲
水道施設工事は、上水道・工業用水道などのための取水・浄水・配水などの施設を築造する工事、または公共下水道・流域下水道の処理設備を設置する工事です。具体的には次のようなイメージです。
- 取水施設・浄水施設・配水施設の工事
- 下水処理場の処理設備工事
つまり、水道という公共インフラの「施設そのもの」を作る業種です。
間違えやすい隣接業種:「管工事」「土木一式」との線引き
水まわりの工事は、大まかに次のように整理されます。
| 工事の内容 | 業種 |
|---|---|
| 建物内・敷地内の給排水設備 | 管工事業 |
| 取水・浄水・配水施設、下水処理設備 | 水道施設工事業 |
| 公共下水道の管きょ埋設などの土木工事 | 土木一式工事等で判断 |
設備屋さんの日常の仕事(宅内の給排水・住宅の水道引き込みなど)は、多くの場合管工事で整理されます。水道施設工事業が必要になるのは、自治体の水道施設・処理場など、公共インフラ側の仕事を請けるケースが中心です。
つまり、水道という公共インフラの「施設そのもの」を作る業種です。
営業所技術者になれる資格・実務経験
水道施設工事業で営業所技術者(旧・専任技術者)になれる主なルートは次のとおりです。
- 資格ルート:1級・2級土木施工管理技士(種別:土木)、技術士(上下水道部門等)など
- 実務経験ルート:水道施設工事について10年以上の実務経験
- 指定学科ルート:土木工学・衛生工学等の指定学科卒業+実務経験3年または5年
水道施設工事業でよくあるご質問
取得までの流れ
要件の確認(経管・技術者・財産)→ 必要書類の収集 → 申請書類の作成 → 提出という流れです。すべて順調に進んで、着手から許可まで1ヶ月半〜2ヶ月半程度が現実的な目安です。
業種判断に迷ったら、実際の注文書・請求書を拝見できればその場で判断できます。
この記事に関するご相談は、かなで行政書士法人へ
名古屋市中区のかなで行政書士法人は、建設業許可を専門とする行政書士法人です。代表は建設業界出身。愛知県の申請実務を熟知したチームが、御社の状況に合わせて最短ルートをご提案します。
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執筆・監修:かなで行政書士法人 代表 落合健太郎(行政書士)

