建設業許可の申請方法をネットで調べると、たくさんの情報が出てきます。ただし注意してほしいのは、その多くが東京など他県の運用を前提に書かれていることです。建設業許可の制度は全国共通でも、申請の実務は都道府県ごとに驚くほど違います。
このページでは、愛知県知事許可の申請について、窓口・提出方法・期間・費用を愛知県の実務に絞って解説します。
この記事のポイント
- 申請実務は都道府県ごとに違う。他県前提のネット情報に注意
- 申請先は主たる営業所の所在地による管轄で決まる
- 提出から受付まで約1ヶ月+審査約1ヶ月が実務の目安
- 手数料は新規9万円・更新5万円。不許可でも返金されない
どこに申請する?
愛知県知事許可の申請先は、主たる営業所の所在地による管轄で決まります。名古屋市の区域に主たる営業所を置く場合は、愛知県庁(自治センター2階)の都市・交通局都市基盤部都市総務課 建設業・不動産業室が窓口です(名古屋市以外は、所在地を管轄する各建設事務所)。名古屋市内の会社と県内他エリアの会社で提出先が変わる点にご注意ください。
なお、行政書士にご依頼いただく場合は、書類の提出から受付、補正への対応まで、窓口とのやり取りはすべて代行できます。「平日に窓口へ行く時間がない」という理由でご依頼いただくケースも少なくありません。
提出方法:紙申請と電子申請(JCIP)
現在は、従来の紙による申請に加えて、電子申請システム(JCIP)による申請も可能です。ただしJCIPはgBizIDの事前取得などの準備が必要で、初めての新規申請では紙申請の方がスムーズな場合もあります。
→ 愛知県の建設業許可の電子申請|JCIPの現状と使いどころ
審査期間:トータルでどれくらい?
当法人の実務感覚では、次のような時間の流れになります。
| 段階 | 期間の目安 |
|---|---|
| 書類の収集・準備 | 数日〜数ヶ月(お客様の状況次第) |
| 提出 → 正式受付(調整期間) | 約1ヶ月 |
| 受付 → 内部審査 → 許可 | 約1ヶ月 |
着手から許可まで、すべて順調に進んで1ヶ月半〜2ヶ月半程度が現実的な最短ラインです。役所側の期間は短縮できないため、急ぐ場合ほど書類準備のスピードが勝負になります。
→ 建設業許可は最短でどれくらいで取れる?【愛知県の実際の日数】
費用(法定手数料)
| 申請区分 | 手数料 |
|---|---|
| 知事許可・新規 | 9万円 |
| 知事許可・更新 | 5万円 |
| 知事許可・業種追加 | 5万円 |
手数料は、審査の結果許可にならなかった場合や、欠格事由の発覚等で取り下げになった場合でも返金されません。申請前の要件確認が重要な理由のひとつです。
愛知県ならではのポイント
- 実務経験の証明:営業所技術者の実務経験について、愛知県は裏付け資料の添付が原則不要です。他県や大臣許可では資料を求められることが多く、大きな違いです
- 経管の経験証明:こちらは今もシビアで、許可のない業者での経験を使う場合は契約書・請求書+入金記録などの資料が必要です
- 東海3県での比較:申請実務の細かさは、実感として岐阜県<愛知県<三重県の順です。愛知で慣れた感覚のまま他県申請に臨むと戸惑うことがあります
→ 愛知県は実務経験の証明資料が原則不要って本当?【経管の証明との違いに注意】
よくあるご質問
この記事に関するご相談は、かなで行政書士法人へ
名古屋市中区のかなで行政書士法人は、建設業許可を専門とする行政書士法人です。代表は建設業界出身。愛知県の申請実務を熟知したチームが、御社の状況に合わせて最短ルートをご提案します。
初回相談無料|TEL 052-212-8770(平日9:00~18:00)
執筆・監修:かなで行政書士法人 代表 落合健太郎(行政書士)

