このページにたどり着いた方は、おそらく「自分でもできるのでは?」と思い始めているはずです。行政書士の立場ですが、正直にお答えします。
結論はこうです。許可要件を備えていれば、ご自身で申請してもいつかは取得できます。 そして、書類作成という仕事に、ご自身の時給や日当以上の価値を感じていないなら、自社申請を検討するか、コスト重視の事務所を探すのも良い選択です。この記事では、その判断基準を解説します。
この記事のポイント
- 要件を備えていれば自分で申請しても取得は可能
- 費用だけを重視するなら自社申請が一番安い
- ただし書類の調査収集・補正対応・平日対応という時間コストがかかる
- 判断基準は書類仕事に自分の時給・日当以上の価値を感じるか
- 決算変更届に未提出があると許可の更新ができない
正直な結論:コストだけなら自社申請が一番安い
費用だけを重視するなら、自社で申請し、毎年の決算変更届(事業年度終了届)も自社で出すのが一番安くつきます。これは間違いありません。
建設業許可は、要件を満たしているかどうかで決まります。書類の見栄えで合否が変わるものではないため、要件を備えている会社が根気強く進めれば、いつかはたどり着けます。
ただし「時間」という見えないコストがある
一方で、自社申請には時間のコストがかかります。
- 必要書類の調査と収集(何が必要かを調べるところから)
- 窓口とのやり取り、補正(修正指示)への対応
- 平日の日中に動ける人の確保
当法人の経験上、申請が遅れる最大の原因は書類準備です。慣れない作業を調べながら進めると、この期間はどうしても長くなります。急ぎの事情(元請の期限、工事の契約時期)がある場合、この時間が一番高くつくことがあります。
→ 建設業許可は最短でどれくらいで取れる?【愛知県の実際の日数】
判断基準はシンプルです。「この書類仕事に、自分の時給・日当以上の価値があるか」。あると感じるなら依頼する意味があり、ないと感じるなら自社申請は十分合理的な選択です。
経験豊富な行政書士が本当に活きる場面
自法人の宣伝と思われるのを承知で書くと、経験豊富な行政書士とのお付き合いが活きるのは、実は申請書の作成そのものではありません。
- 申請時のスムーズさ:御社の状況に合わせて、必要最小限の書類で進める設計ができる
- 難易度の高い申請:経験の証明資料が揃わないケースなど、工夫の余地がある案件
- 取得後の管理・メンテナンス:毎年の決算変更届、5年ごとの更新、役員や技術者の変更届、そして日々の相談対応
とくに、ある程度の規模以上になってくると、複雑な申請や変更が発生してきます。「取るまで」より「取ってから」の付き合いにこそ価値がある、と自負しています。
「取るまで」より「取ってから」の付き合いにこそ価値がある、と自負しています。
どちらを選んでも、期限管理だけは仕組みに
自社申請を選ぶ場合も、ひとつだけ強くお伝えしたいことがあります。決算変更届は毎事業年度終了後4ヶ月以内の提出義務があり、未提出があると許可の更新ができません。 しかも、行政から提出のお知らせは来ません。
取得はゴールではなくスタートです。どちらの道を選ぶにしても、期限管理だけは仕組みにしておいてください。
→ 決算変更届(事業年度終了届)とは|毎年の提出義務 → 状況別・建設業許可の取り方【あなたのケースはどれ?】
よくあるご質問
この記事に関するご相談は、かなで行政書士法人へ
名古屋市中区のかなで行政書士法人は、建設業許可を専門とする行政書士法人です。代表は建設業界出身。愛知県の申請実務を熟知したチームが、御社の状況に合わせて最短ルートをご提案します。
初回相談無料|TEL 052-212-8770(平日9:00~18:00)
執筆・監修:かなで行政書士法人 代表 落合健太郎(行政書士)

