「更新の案内を機に調べたら、決算変更届を何年も出していなかった」——このご相談、珍しくありません。お知らせが来ない届出なので、気づかないまま数年経ってしまうのです。
結論をお伝えします。未提出の年度分を、さかのぼって速やかに提出してください。 未提出があると許可の更新ができないため、放置する選択肢はありません。
この記事のポイント
- 出し忘れに気づいたら未提出の年度すべてを提出
- 未提出があると許可の更新ができない
- 大きな遅れや複数回の遅れには警告が来る
- 古い年度から順に決算書類をそろえて作成・提出
- 再発防止には決算のたびに動く仕組み作りを
何年分さかのぼる?:未提出分すべて
さかのぼる範囲は、シンプルに未提出の年度すべてです。更新のためには未提出分の解消が必要になるため、「直近の分だけ出してリセット」とはいきません。
数年分をまとめて作成する場合、各年度の決算書・工事実績を年度ごとに整理し直すことになります。1年分なら数時間の作業も、5年分たまると大仕事です。気づいた今が、一番傷の浅いタイミングだと考えてください。
遅れを繰り返すと「警告」が来ます
ここは率直にお伝えします。大きな遅れや、複数回の遅れには、警告が来ます。
警告を受けたからといって直ちに許可を失うわけではありませんが、行政との関係で良いことはひとつもありません。もちろん、警告は受けないほうがいいですよね。「遅れても出せばいい」ではなく、「遅れない仕組みを作る」ところまでがこの問題の解決です。
さかのぼり提出の進め方
- 未提出年度の特定:許可取得日と提出済みの控えから、抜けている年度を洗い出します
- 各年度の決算書類の収集:税務申告書・決算書を年度分そろえます
- 年度ごとに作成・提出:古い年度から順に整えます
過去の書類が見つからない年度がある場合も、諦めずにご相談ください。税理士からの再入手など、集め方から一緒に整理します。
当法人からのアドバイス:再発防止までがセット
さかのぼり提出のご依頼をいただいた際、当法人では翌年以降の期限管理までセットでご提案しています。出し忘れの原因は、悪意ではなく「知らなかった」「担当者が変わった」がほとんど。個人の記憶に頼らず、決算のたびに自動的に動く流れを作れば、二度と同じことは起こりません。
気づいた今が一番傷の浅いタイミングです。さかのぼり提出と、翌年からの期限管理の仕組み作りをセットで進めましょう!
→ 建設業許可の更新手続き|期限と必要書類【愛知県】 → 建設業許可 取得後にやること一覧【届出カレンダー】
よくあるご質問
この記事に関するご相談は、かなで行政書士法人へ
名古屋市中区のかなで行政書士法人は、建設業許可を専門とする行政書士法人です。代表は建設業界出身。愛知県の申請実務を熟知したチームが、御社の状況に合わせて最短ルートをご提案します。
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執筆・監修:かなで行政書士法人 代表 落合健太郎(行政書士)

