清掃施設工事業は、建設業29業種の中でも最もニッチな業種のひとつです。該当する会社は限られますが、「うちの仕事はどの業種にも当てはまらない気がする」という環境プラント系の会社が行き着く業種でもあります。このページで整理します。
この記事のポイント
- し尿処理施設・ごみ処理施設を設置する工事が清掃施設工事
- 公共下水道の処理設備は水道施設工事と、処理対象で業種が分かれる
- 浄化槽の設置工事は管工事側で整理されるのが基本
- 施工管理技士が対応せず、実務経験10年での証明が中心の難関業種
清掃施設工事業の工事範囲
清掃施設工事は、し尿処理施設またはごみ処理施設を設置する工事です。具体的には次のような工事が該当します。
- ごみ処理施設工事(焼却施設など)
- し尿処理施設工事
自治体発注の環境プラントが中心の、公共色の強い業種です。
間違えやすい隣接業種:「水道施設」との線引き
処理施設つながりで迷いやすいのが水道施設工事業です。
- し尿処理施設・ごみ処理施設 → 清掃施設工事
- 公共下水道・流域下水道の処理設備 → 水道施設工事
似た設備でも、何を処理する施設かで業種が分かれます。プラント内の配管・機械設備については、管工事や機械器具設置との整理も出てくるため、案件ごとの確認が必要です。
似た設備でも、何を処理する施設かで業種が分かれます。
→ 水道施設工事業の建設業許可|管工事との違いを整理 → 管工事業の建設業許可|設備屋さんがつまずくポイント
営業所技術者になれる資格・実務経験
清掃施設工事業で営業所技術者(旧・専任技術者)になれる主なルートは次のとおりです。
- 資格ルート:技術士(衛生工学部門等)など
- 実務経験ルート:清掃施設工事について10年以上の実務経験
対応する施工管理技士の資格がない業種のため、資格ルートは技術士等に限られます。実務では実務経験10年での証明が中心になる、取得難易度の高い業種です。
清掃施設工事業でよくあるご質問
取得までの流れ
要件の確認(経管・技術者・財産)→ 必要書類の収集 → 申請書類の作成 → 提出という流れです。すべて順調に進んで、着手から許可まで1ヶ月半〜2ヶ月半程度が現実的な目安です。
業種判断に迷ったら、実際の注文書・請求書を拝見できればその場で判断できます。
この記事に関するご相談は、かなで行政書士法人へ
名古屋市中区のかなで行政書士法人は、建設業許可を専門とする行政書士法人です。代表は建設業界出身。愛知県の申請実務を熟知したチームが、御社の状況に合わせて最短ルートをご提案します。
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執筆・監修:かなで行政書士法人 代表 落合健太郎(行政書士)

