左官工事で500万円以上(税込)の工事を請け負うには、建設業許可(左官工事業)が必要です。このページでは、左官工事業の許可について、工事範囲・迷いやすい業種・技術者要件・取得の流れをコンパクトに解説します。
この記事のポイント
- 左官工事500万円以上の請負には建設業許可(左官工事業)が必要
- モルタル等の吹付けは左官、塗料の吹付けは塗装と材料で区分する
- 技能検定「左官」や実務経験10年などで営業所技術者になれる
- 愛知県知事許可では実務経験の裏付け資料の添付は原則不要
- 着手から許可まで1ヶ月半〜2ヶ月半程度が現実的な目安
左官工事業の工事範囲
左官工事は、工作物に壁土・モルタル・漆喰・プラスター・繊維などをこて塗り・吹付け・はり付ける工事です。具体的には次のような工事が該当します。
- モルタル塗り・漆喰塗りなどの左官工事
- モルタルなどの吹付け工事
- とぎ出し工事、洗い出し工事
間違えやすい隣接業種:「吹付け」はどっち?
左官で迷いやすいのが、吹付け工事の業種判断です。目安は吹き付ける材料です。
- モルタルなどを吹き付ける → 左官工事
- 塗料を吹き付ける → 塗装工事
また、防水モルタルを用いた防水工事は、左官工事と防水工事のどちらでも整理され得る領域です。受注の目的・内容で判断します。
→ 防水工事業の建設業許可|工事範囲・塗装との違い・資格を解説
営業所技術者になれる資格・実務経験
左官工事業で営業所技術者(旧・専任技術者)になれる主なルートは次のとおりです。
- 資格ルート:1級・2級建築施工管理技士(種別:仕上げ)、技能検定「左官」など(2級技能検定は合格後の実務経験が必要な場合があります)
- 実務経験ルート:左官工事について10年以上の実務経験
- 指定学科ルート:指定学科卒業+実務経験3年(大卒等)または5年(高卒)
なお、愛知県知事許可では実務経験の裏付け資料の添付は原則不要です。職人からの独立でも取り組みやすい業種です。
愛知県知事許可なら実務経験の裏付け資料の添付は原則不要です。職人さんからの独立でも取り組みやすい業種ですよ!
左官工事業でよくあるご質問
取得までの流れ
要件の確認(経管・技術者・財産)→ 必要書類の収集 → 申請書類の作成 → 提出という流れです。すべて順調に進んで、着手から許可まで1ヶ月半〜2ヶ月半程度が現実的な目安です。
業種判断に迷ったら、実際の注文書・請求書を拝見できればその場で判断できます。
この記事に関するご相談は、かなで行政書士法人へ
名古屋市中区のかなで行政書士法人は、建設業許可を専門とする行政書士法人です。代表は建設業界出身。愛知県の申請実務を熟知したチームが、御社の状況に合わせて最短ルートをご提案します。
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執筆・監修:かなで行政書士法人 代表 落合健太郎(行政書士)

