Aさんのお父様が亡くなりました。

お父様には財産があったので、遺産相続が発生したのですが、Aさんは、

親父が死んですぐに金の話はしたくない。欲しい奴がもっていけ。

と言ってしまったようです。

このような話は良く聞く話ですね。
ですが、これで本当に良かったのでしょうか。

中には、「俺は相続の時にもらわなかったんだから」と言って
後に、不動産などを受け継いだ家族のところに、お金をもらいに行ってしまうような人もいるようです。

恐らく、いろいろな事情があり、家族のところに行くのでしょうが、
尋ねられて来られた方は、あまり良い気分はしないでしょう。

遺産分割の時に、ちゃんと話し合いをして、分けようと言ってくれれば
そのようにしたのに、後になってから、「俺はあの時もらっていない」と言われても困ってしまいます。

テレビなどでは、親が死んだ後にお金の事で醜く争うドラマなどを放送する事もあります。
ただ、その影響で、「遺産分割の話=卑しい」のようなイメージを持たれる方もいるようです。

これは本当に間違いで、遺産を相続するというのは、
相続人に与えられた正当な権利でもありますし、
何よりも、相続放棄や、相続税の申告にも期間が限られています。
実際の話として、できるだけ迅速に手を打たなければなりません。

ですから、間違っても、「卑しい話」などと思わずに、
自分の権利を堂々と主張し、相手の話も聞いて、皆さんで話し合ってください。

それが、亡くなられた方への供養でもあると思います。