公正証書遺言を作成したのですが、一度、公正証書遺言に書いてしまった財産は、もう使うことができなくなってしまうのでしょうか。
また、どうしても使いたい場合は、遺言の取り消しなどをしなければならないのでしょうか。
私は、遺言の中に、預金の金額なども入れているので、預金を使ってしまったら、公正証書遺言の中身が実際と違うことになってしまいます。

このように、「一度遺言書を書いてしまったら、財産は自分の自由にできなくなってしまう」と考えている人は意外と多いようです。
遺言書を書いたからといって、その財産が使えなくなるというようなことは一切ありませんので心配しなくても大丈夫ですし、財産を使うたびに取り消したり、書き直す必要もありません。

また、遺言書を作成した後で、財産内容やあなたの気持ちが大きく変化したならば、好きなときに遺言書を書き直すことができます。

ある相続人の相続分を銀行預金のみとする遺言を書いた後に、その銀行預金を全て使ってしまった場合などは、その人の相続分は実質的に無いことになってしまうので、その相手に遺産を残してあげたいと思うのであれば、遺言の書き直しや訂正をしなければなりません。